ゲームミックス(GameMix)とは
いま話題の最新ゲーム情報をいち早くお届けるする、ゲームニュース総合配信サイト。
国内から国外、PCゲームからスマホゲームまで幅広いジャンルから多数のメディア様の情報をご用意!
TOP その他ゲーム ペルソナ

アトラスから独立した目黒将司氏にロングインタビュー!『ペルソナ』シリーズなどの楽曲を手掛け、インディーゲーム制作にも邁進していく目黒氏の展望とは…?

 目黒将司氏といえば、アトラスの『ペルソナ』シリーズや、『キャサリン』『真・女神転生III -NOCTURNE-』などでサウンドコンポーザーを務め、ゲームファンにその手腕を広く知られているクリエイターである。そんな目黒氏が、2021年9月末をもってアトラスから独立し、インディーゲーム作家としての道を歩んでいくことが先日発表された。(速報記事はこちら

広告--> 広告

 このニュースはゲームファンや業界関係者をも大いに驚かせたが、アトラス作品での作曲活動は今後も続けていくほか、インディーゲームクリエイターを支援するプロジェクト“講談社ゲームクリエイターズラボ”のサポートを受けて、目黒氏が新作ゲーム『GUNS UNDARKNESS』を開発中であることも併せて発表され、氏のこれからに期待したくなる吉報でもあった。

 そこで当記事では、先日のINDIE Live Expo Winter 2021にて『GUNS UNDARKNESS』を正式にお披露目した目黒氏へのインタビューを実施。氏とは10年来のお付き合いをさせていただいているファミ通編集者の川島KGが、いちファンの視点で気になることをたっぷり聞いてきた。目黒氏やインディーゲーム(を遊ぶこと、作ること)に興味がある方は、ぜひ読んでほしい。

目黒将司(めぐろしょうじ)

1996年にアトラスへ入社。『女神異聞録ペルソナ』からサウンドに携わり、以降、『真・女神転生III –NOCTURNE-』『ペルソナ3』『ペルソナ4』『キャサリン』『ペルソナ5』など、多数の作品でサウンドを手掛けてきたほか、PSP版『ペルソナ』『ペルソナ2 罪』『ペルソナ2 罰』ではディレクターを務めた。2021年9月末をもって、アトラスから独立。

目次閉じる開く 20年以上在籍したアトラスからの“独立” ゲーム作家になるフラグは、だいぶ前から…… 独立してまで、描きたかったテーマ 作曲家として、そしてゲーム作家として。 インディーゲームはいいぞ……! 20年以上在籍したアトラスからの“独立”

——まずは改めて、独立おめでとうございます。

目黒ありがとうございます。おかげさまで、どうにか無事に発表できました。

——他媒体さんのインタビュー記事も拝読しましたが、今回は『GUNS UNDARKNESS』の動画などが正式にお披露目されてからの、初めてのインタビューということで。ぜひ、いろいろとお話を聞かせてください。

目黒はい。よろしくお願いいたします。

——まず、今回の発表で驚いたのは、目黒さんがアトラスを退社なさったという事実や、作っているインディーゲームの内容もそうなのですが……。何より、たったひとりで何年間もゲームを作り続けていたという、その並々ならぬ熱意にビックリしました。

目黒おお、そうでしたか。

——と言いますのも、僕自身、子どものころに『RPGツクール』を遊んだり、最近になって興味本位でUnreal Engine(※)を触ってみたことがあって、たったひとりでゲームを作ることの大変さを素人なりに痛感していたんです。だからなおさら、これを何年も続けられる目黒さんはスゴいなぁと……。

※Unreal Engine……Epic Gamesが開発・提供しているゲームエンジン。高度なリアルタイム3D制作や、ゲーム開発に必要な機能を集約したプラットフォーム。目黒氏はこれを使って『GUNS UNDARKNESS』を作っている。

目黒なるほど(笑)。まずは、独立するまでの経緯を改めてお話しすると、2005年ごろにアトラス社内で出した企画書がたまたま評価してもらえて、それがズバリ、かの有名な某スニーキングアクションゲームを連想させる感じのRPGでした。諸事情により、このタイトルは最終的に開発中止となってしまったのですが、このころからキャラクターCGのセットアップやモーション作りなども自分でやったりしていたので、たとえ開発チームが解散しても機材さえあれば、いつかは完成させられるかもしれないという手応えを感じていたんです。それが、2016年ごろのことでした。

——そこから、おひとりで開発を続けて再チャレンジしたのですよね。

目黒はい。そのころにUnreal Engineとの出会いがあって、僕ひとりでもこれくらいのものが作れるんだぞ! というのを偉い人に見てもらおうと思っていました(笑)。結果として、開発中止の決定は覆らなかったものの、僕の本気を認めてもらえて。あくまでも個人として、プライベートの時間と場所を使ってゲームを作り続けるのは自由だから構わないと言ってもらえました。それが2017年のことです。そうなると、社内で作っていたものをそのまま使い続けるわけにはいきませんから、グラフィックもシナリオも、何から何まで自分でイチから作り上げていく日々が始まりました。



——それが、今回お披露目された『GUNS UNDARKNESS』になるのですね。2017年から作り始めて、形になってきたのが2020年だったとのこと。

目黒そして2020年の10月に、講談社さんのゲームクリエイターズラボに応募しました。第1期には約1200もの応募があったようで、受かるわけがないだろうと気楽に構えていたら、1次選考に受かって、12月の暮れごろには最終選考まで行かせていただいて。今年の1月に面談があった際、援助金の対象となる正式なメンバーからは外れるけれど、特別賞という形でこれからいっしょに進めていきましょう、というお話になったんです。僕としても、この作品は無料配布でもいいやと当初は思っていたのですが、講談社さんのサポートをいただけるなら、しっかりとした形でリリースしたいなと。独立することを心に決めたのは、このころでした。

——そう決心するまでの約3年間(2017年~2020年)、会社の仕事をしながらプライベートでもずっとゲームを作り続けてきたわけですよね。

目黒平日はいつも朝6時に起きて、自分のゲームをいじってから10時ごろに出社していたので、毎朝2時間くらい作業する習慣ができていました。休日は5~6時間くらい費やして、いまは毎日それ以上の時間を充てられるので、楽しく進めています。

——目黒さんは、ゲーム作りのどの作業も好きだと以前おっしゃっていましたよね。僕なんか、シナリオやフィールドマップを作るのは好きだったんですけれど、そのほかにも用意しなくてはいけない要素が膨大で、早々に挫折しました(笑)。

目黒でも、僕も飽きっぽい性格をしているので、たとえばグラフィックを作るのに飽きたら別の作業を……といった具合に柔軟な切り替えができなかったら、長くは続かなかったかもしれません。最近は、キャラクターデザイナーのイリヤ・クブシノブさん(※)からいただいたイラストをもとに、Character Creatorというソフトを使ってPCに取り込んで、3Dモデルをデザインに近づけようと必死に作業しています。

※イリヤ・クブシノブさん……ロシア出身、日本在住のイラストレーター。『攻殻機動隊 SAC_2045』などでキャラクターデザインを務める。

先日発表したPVがキャラが旧モデルだったので、イリヤさんキャラデザのモデルで簡単に動画撮って繋げてみました。テーマ曲のイントロをあててみたら丁度良い長さだった。 https://t.co/VqrgTEssfm

— 目黒将司(Shoji Meguro)@MegaRock (@s_megarock)2021-11-20 21:50:51

——目黒さんのTwitterを拝見すると、そういう日々の奮闘が伝わってきて興味深いです。イリヤさんには、どのようなキッカケで依頼したのですか?

目黒接点は今回が初めてです。今年の初めごろ、Twitterを見ていたらイリヤさんのイラストをたまたまタイムラインで見かけて、これはスゴいと思ってリンクをたどっていったら、『ペルソナ』シリーズをお好きでいらっしゃることがわかって、「これはもしかしたら、お願いしたらワンチャンあるのでは……!?」と(笑)。ちょうど、講談社さんがイリヤさんとつながっていたので、打診してほしいとお願いしたんです。



コメントを投稿する

最新記事

Steam「2021年10月のトップリリース」を発表。“鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚”や“アイドルマスター スターリットシーズン”などが売上上位に
4Gamer.net / 14分前
「Fall Guys」シーズン6“パーティー・スペクタキュラー”開幕。Epic Gamesアカウントを使ったクロスプログレッションにも対応
4Gamer.net / 14分前
「ウマ娘 プリティーダービー」がGoogle Playのベストゲーム 2021に選出。受賞アプリ一覧がGoogle Japan Blogで公開に
4Gamer.net / 14分前
PS4『クライシス リマスター トリロジー』極限状態における人間模様や緊迫感のある本作のムービーやプレイ内容を紹介するローンチトレーラーが公開
ファミ通.com / 44分前
パズルゲーム『ドラゴンクエストけしケシ!』 本日より配信開始。“ドラけし”とともにラクガキを消しながら、さまざまな世界を冒険しよう!
ファミ通.com / 44分前