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ダークファンタジーの世界でモンスターと激しく戦うハクスラ系アクションRPG「ウォーハンマー:Chaosbane」インプレッション

 オーイズミ・アミュージオから本日(2020年1月30日)発売となった,PlayStation 4用ソフト「ウォーハンマー:Chaosbane」のインプレッションをお届けしよう。




 「ウォーハンマー:Chaosbane」は,2019年に海外で発売された「Warhammer: Chaosbane」の日本語版だ。海外ゲームを遊んでいると,ちょいちょい名前を聞くであろう「Warhammer(ウォーハンマー)」とは,1983年から展開されている一大ミニチュアゲームシリーズのことだ。
 ざっくりと分類すると,ファンタジーの「ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマー」(旧「ウォーハンマー:ファンタジーバトル」)と,SFの「ウォーハンマー40,000: スペースマリーン」という2系列が存在しており,どちらもダークな世界観が特徴となっている。近年は日本でもウォーハンマーストアなどの専門ショップが展開されている。

 そんな「ウォーハンマー」は,これまで繰り返しビデオゲーム化されているが,RTSやFPSのほか,意外なところではアメフトゲームなど,ジャンルも多岐に渡っている。今回紹介する「ウォーハンマー:Chaosbane」は,ハック&スラッシュ系アクションRPG。見下ろし型の画面から分かるとおり,ゲームデザインは「ディアブロ」シリーズの影響を強く受けており,モンスターを倒してアイテムを集め,キャラクターを強化していく過程が楽しめる。





戦争を終わらせた新皇帝・マグナスが呪いにかけられてしまい,プレイヤーは彼を救うために旅立つ


 登場するキャラクターは,「コンラッド(帝国兵士)」「ブラギ(ドワーフスレイヤー)」「エロンター(ハイエルフの魔道士)」「エレッサ(ウッドエルフの斥候)」の4種で,後日無料コンテンツとして「キーラ(ドワーフエンジニア)」が追加される予定になっている。それぞれに特徴的なスキルと,立ち回りに役立つ特殊技「アーキタイプスキル」(後述)を持っており,異なるプレイフィールが楽しめる。

 戦闘の基本的な流れは,“[×]ボタンの「基本スキル」で稼いだリソースを消費して,[○/△/□/R1/R2]ボタンに割り振られた5つの「上級スキル」を使い,強力な攻撃を放つ”という,近代ハクスラのトレンドを押さえたものになっている。積極的に攻めることで上級スキルが使いやすくなるため,戦闘は常にアグレッシブなものになる。雑魚キャラの数は多いので,集団をバリバリとなぎ倒していくのは爽快だ。同時に装備できるスキルが6つもあるため,プレイ開始直後は操作が複雑に感じられたが,すぐに慣れることができた。




 キャラクターのレベルが上がると,さまざまなスキルが手に入る。スキルは,基本スキルが3種類,上級スキルが9種類,「ゴッドスキル」(後述)が2種類,パッシブスキルが7種類,パッシブゴッドスキルが5種類となっている。さらにスキルごとに「標準」「熟練」「達人」の3段階あるため,スキルの総数は80種弱にもなる。序盤はレベルが上がる度に何らかのスキルが覚えられるので,テンションが上がってしまった。

 スキルにはそれぞれ「スキルポイント」があり,スキルポイント合計が上限を越えないように装備しなければならない。通常→熟練→達人の順で必要スキルポイントが増えていくので注意が必要だ。上位スキルだけ装備するのではなく,満遍なくそれなりの段階のものを装備するか,主力となるスキルを熟練や達人にしてほかを妥協したり,パッシブスキルやあまり使わないスキルを外したりといった選択も必要になる。

ズラリと並んだスキル一覧。レベル20はまだまだ序盤だが,これだけのスキルがアンロックされている


 また,スキルの中には,段階によって挙動やダメージ属性が変化するものもあり,セッティングは悩ましいものになる。たとえば,エロンターの「世界跳躍」は,ポータルを開いて短距離テレポートができるスキルで,標準では単なる移動技だが,熟練以降はポータルに攻撃判定が付加されるため,うまく使えば敵にダメージを与えられる。ブラギの「復讐の突進」では,熟練は移動後に炎の跡を残して踏み込んだ敵にダメージを与え,達人では踏み込んだ敵をスタンさせる。これを利用すれば,熟練ではあちこち移動して炎を敷き詰めて広域攻撃のような使い方をしたり,達人では強敵を狙って動けなくしたりといった戦術が取れる。スキルの特定の属性にフォーカスしたり,ダメージを重視したり,さまざまなセッティングを試してみるといいだろう。

ブラギの「復讐の突進」は,通常は突進するだけ(左)。しかし熟練だと,突進が炎の軌跡を引き,踏み込んだ相手にダメージを与える(右)




 キャラクターのレベルが上がるほど,装備できるスキルポイントの上限は上がり,さらにゴッドスキルも習得できるため,スキルの組み合わせの幅は広がっていく。
 ゴッドスキルは通常のスキルと違い,キャラクターのレベルアップで得られる「好意ポイント」「ゴッドスキルツリー」に割り振ることで習得できる。ゴッドスキルはリソースを消費しないうえ,バフや攻撃など効果も多彩かつ強力だ。スキルツリーのルートにより入手できるものが選べるため,プレイヤーの個性が出るところでもある。好みや戦術に応じてスキルを変えられるあたりは,「ディアブロIII」PS4 / PS3 / Switch)のルーンシステムをインスパイアしたものだが,スキルポイントにより小まめに見直す必要があるのは,本作の特徴と言えるだろう。

ゴッドスキルは,レベルアップで得られる好意ポイントをゴッドスキルツリーに割り振って習得する


コンラッドのゴッドスキル「シグマーの怒り」は周囲に炎のリングを作り出す。敵に囲まれやすいコンラッドには非常にありがたい


 アクション部分においてキャラクターの個性を際立たせているのが,[R]スティックで使える「アーキタイプスキル」だ。スキルとあるが,リソースやスキルポイントといった制限はなく,特殊アクションや得意技のような位置付けになっている。
 たとえば,ブラギの場合は鎖付きの斧を投げて地形や敵に打ち込んで急速移動できるので,移動時に利用したり,戦闘時に一気に間合いを詰めたりできる。また,エロンターは一部の魔法弾を自由に操作できるので,自分は逃げ回りながら魔法弾で敵を攻撃したり,移動中に魔法弾を先行させて露払いをさせたりと,いろいろな使い方ができて面白い。

ブラギのアーキタイプスキルは,鎖付きの斧を投げてその先に急速移動する。戦闘時以外も使えて便利だ


 また,ゲームが進むと「血渇スキル」が解禁される。血渇スキルは,敵を倒して出現する赤オーブを集め,ゲージが最大限になると使用できる。使用するとゲージが減少していき,なくなるまでの一定時間はキャラクターがパワーアップ状態となる。この間は,HP回復速度が上昇し,雑魚を消し飛ばし,ボスのHPも大幅に削れるほど強力な専用攻撃が連発できる。

「血渇スキル」は一定時間キャラクターがパワーアップ。スキルは使えなくなるが,超ダメージの専用攻撃を連発でき,HPの回復速度も上がる


 ここでキャラクターごとの特徴やスキルなどを紹介しよう。

●コンラッド(帝国兵士)



 近接攻撃をメインに高い防御力を誇る,いわゆるタンク型。「回転斬り」は身体を回転させて周囲を斬り付ける技で,攻撃がヒットする度に盾のブロック率が上昇する。また,周囲の敵が多いほど被ダメージが下がるパッシブスキル「対腐敗要塞」を持っており,とにかくしぶとい。アーキタイプスキルは盾で殴って敵をスタンさせる「シールドスマッシュ」で,時間経過とともに溜まる「パワーチャージ」がある状態ではより強化されるため,ここぞ!というところで使いたい。

コンラッドはいわゆるタンク型。周囲にいる敵が多いほど盾によるブロック率が上がる


●ブラギ(ドワーフスレイヤー)



 攻撃力重視の近接アタッカー。敵を攻撃すると溜まる「レイジチャージ」が切れるとリソースが自然減少してしまうため,攻めを重視するスタイルが求められる。いっぽう,レイジチャージが多いほどリソースの回復が早まり,さらに通常スキルによるリソース生成も加わるため,乱戦ではスキルを連発できて爽快だ。アーキタイプスキルは「チェインアックス」。移動に役立つのはもちろん,鎖つきの斧を敵に打ち込めばスロー効果を与えられるため非常に有用。ちなみに兜はモヒカンの「羽帽子」,鎧が「刺青」なので,いつまでたっても半裸なあたりもユニークだ。

ブラギは周囲に敵がいないとリソースが自然減少する。しかし,敵の大群に囲まれていれば「レイジチャージ」も高まってリソースの回復率も上がるため,スキルを使いまくれる


●エロンター(ハイエルフ)



 遠距離系スキルが充実した魔道士。基本スキルでリソースが生成されるためアグレッシブに戦える。いくつか存在する炎属性のスキルは,地面を燃やしてダメージフィールドを作るため,組み合わせれば広い範囲を丸焼きにできる。いっぽう,HPはあまり高くないため,補正がかかる装備品を重視するのも手だ。アーキタイプスキルは「魔法の風操作」で魔法弾を操作できるので,部屋の中に散らばったタルを自身と魔法弾で手分けして壊したり,自身を囮にして追ってきた敵を魔法弾で倒したりと,アクション面で実用性と面白さを兼ね備えたクラスだ。

「魔法の風操作」は[R]スティックで魔法弾を操れる。魔法弾が複数個存在する場合は最後の1発が操作できる


●エレッサ(ウッドエルフの斥候)



 弓矢で戦う遠距離系アタッカー。上級スキル「精霊の呼び声」やゴッドスキル「冒涜者の目算」でドライアドを召喚できる。前者で呼び出した精霊はやられない限りウッドエルフについてくるため,これを盾にして戦うハクスラ系弓職伝統の戦い方が有効だ。「スパイラルカット」「スピニングブレード」といった持続時間が長い飛び道具を持つため,忘れずに使っていくのがポイント。アーキタイプスキルは「タクティカルロール」で,攻撃力はないが敵をすり抜けられる。

「精霊の呼び声」と「冒涜者の目算」で沢山のドライアドを召喚できる


 いくら自分のキャラクターが強くても,何も考えずにスキルを垂れ流しているだけではすぐにやられてしまう。幸い,敵の強力な攻撃には予兆があるため,しっかりとモーションを見て回避することが攻略のポイントになる。
 ボスにはギミックを持つものもいて,「グレイト・アンクリーン・ワン」は画面全域に毒液を吐き散らすため,柱の陰へ退避しなければならない。しかし,この柱はボスの剣攻撃が何発か当たると壊れてしまうため,剣攻撃が柱に当たらないようにうまく誘導する必要がある。こうしたアクション性やギミックも本作の魅力となっている。

「グレイト・アンクリーン・ワン」は移動しないが,剣を振るったり毒液を吐いてきたりする(左)。とくに毒液は危険で,柱の陰に隠れなければ避けられない(右)




 もちろん,ハクスラの華である装備集めも面白い。装備にはいろいろなオプション効果がランダムで付与されるので,ためつすがめつしつつ選ぶのが楽しいところだ。オプション効果の数が多くて面食らうかもしれないが,攻撃力と防御力を総合評価で表示してくれるため,慣れるまでは総合評価の数値がプラスになる装備を身に付けるといいだろう。

装備にはさまざまなオプションがランダムで付与される。攻撃力と防御力に与える影響が数値で表示されて,どの程度強くなるのかが一目で分かる


 1つのスキルの挙動や性質が変化していくシステム,アナログスティックを使ったUI,アイテムの総合評価など,「ディアブロIII」から強い影響を受けつつも,アーキタイプスキルやゴッドスキルで独自色を出している本作。言い換えれば,定評のある作品からインスパイアされているわけで,ハクスラ好きであれば安心して遊べるだろう。

 いっぽう,気になる部分もあった。出現する敵の数は多いが,ヒットアンドアウェイを繰り返したり,遠距離攻撃を徹底してくる敵も少なくなく,バラバラと散った敵の処理が少し煩わしく感じられることがあった。また,ハクスラでお馴染みである敵の概要表示がないため,敵がどんな特殊能力を持っているのか分からなかったり,敵が使ってくるダメージフィールドや,強力なスキルが背景に埋もれてしまい,いつの間にか大ダメージを受けていたりといったケースもあった。どれも支障を感じるほどではなかったが,人によっては引っかかりを感じるかもしれない。




 とはいえ,本作は「ウォーハンマー」シリーズのダークファンタジーな世界観はしっかりと表現されており,敵の不気味さや陰鬱なアートワークの完成度はハクスラ系の中でも群を抜いている。ハクスラ系ゲームを求めている人はもちろんのこと,原作が好きな人も楽しめるだろう。今後追加される予定の新コンテンツや,無料配信が予定されている新キャラクターであるキーラ(ドワーフエンジニア)も楽しみなところだ。




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