アクションADV「I, the Inquisitor」の制作をアナウンスする最新トレイラーが公開に。宗教をテーマにしたダークで重苦しい世界観に注目

　ポーランドの新興デベロッパであるThe Dustは，アクションアドベンチャー「I, the Inquisitor」（PC / PS5 / Xbox Series X）の制作を発表し，その最新トレイラーを公開した。




I, the Inquisitor - Official Teaser
　「I, the Inquisitor」は，ポーランドやドイツ語圏でシリーズ200万部の大ヒット作である，ヤチェック・ピーカラ（Jacek Piekara）氏の人気ファンタジー小説「Ja, Inkwizytor」を正式ライセンスした作品だ。その舞台となるのは，十字架にかけられたキリストが再誕した際に，“許しと慈悲”ではなく，“怒りと暴力”を広めたことによって，腐敗や暴力で溢れるヨーロッパの各時代。いにしえの悪魔に惑わされて横暴を繰り返す人々を裁くために，神に選ばれたインクイジター（異端審問官）達のさまざまな物語が進められていく。






　そのゲーム版となる「I, the Inquisitor」では，16世紀のドイツの都市ケーニッヒスシュタインを舞台に，小説にも登場するモーディマル・マッデルディン（Mordimer Madderdin）が主人公となる。ゲームでは，さまざまな犯罪を解き明かしながら，プレイヤー自身がモラルに沿った判断をして処分を下していくという，探偵アドベンチャーとホラー要素の強いアクションを混在させたようなシステムになるようだ。








　現時点では，「I, the Inquisitor」の発売時期などについては公表されていないものの，The Dustが2018年に結成して以降，CD Projektに在籍していたメンバーを加えながら長きにわたって開発が続けられてきた模様。今回の発表に合わせて公開されたSteamストアページ（リンク）では，インターフェイスとテキストが日本語化されると表記されているのはうれしいところ。宗教という難しい問題に絡むダークファンタジーが気になる人は，今からウィッシュリストに追加して続報を楽しみにしておくといいだろう。